交通切符捏造の警官、自ら飲酒し検知数値操作か

読売新聞 3月7日(水)7時45分配信
 大阪府警泉南署で飲酒運転の取り締まり時、捏造(ねつぞう)したアルコール検出数値で交通切符などが作成された事件で、府警は6日午後、同署交通課警部補・山下清人容疑者(57)を証拠隠滅、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで逮捕した。

 山下容疑者は「一切やっていない」と否認している。使用された測定器は、その場で数値を操作することはできず、府警は、山下容疑者が事前に自ら飲酒し、基準値以上の数値が印字された記録紙を用意していた可能性が高いとみている。

 府警監察室の発表では、山下容疑者は昨年9月29日午後1時55分頃、同府泉南市内で、ミニバイクを運転していた60歳代の無職男性に飲酒検問した際、呼気1リットルあたり0・15ミリ・グラムのアルコールが検出されたように数値を捏造し、それに基づいて交通切符や飲酒状況などを記載した書類を作成した疑い。

最終更新:3月7日(水)7時45分

読売新聞
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