盲目のスイマー: YA-ecoのボーノな生活♪

2007年11月11日 (日)
盲目のスイマー
私たちは、神様から無限の力を与えられて、いろんな事に挑戦し、どんどん向上していく。それは、試練のように感じることもあるけれど・・・。でも、それはきっと自分が成長できるチャンスなんですよね。

平成19年10月30日の『産経新聞』に「夢追う盲目のスイマー」と題した記事が載っていました。その人は、神奈川県に住む明大1年生の秋山里奈さん(19)。彼女が水泳を始めたのは、3歳の時。病気で生まれつき目が見えなかったのですが、お姉さんの影響で泳ぎ始めたそうです。

「泳ぐことが怖いと感じたことはありません。大好きでした」

彼女は、小学校4年生の時にパラリンピック(障害者の五輪)アトランタ大会の自由形で優勝した、視覚障害者・河合純一さん(32)の著書『夢をおいかけて』を読んで、パラリンピック出場への夢を抱くようになります。

しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。水泳を見たことがない彼女は、コーチの教える言葉だけでは、泳法がうまくつかめないのです。ある程度泳げるようになっても、スクロールの回数が頻繁にかわるため、プールの壁に激突し、「水泳なんかやめたい」と思ったこともあるそうです。

そんな時、河合さんから「高い山に登る努力は今しかできない」と説得されて、その後も努力を重ねます。ついに、高校2年生の時にアテネ大会に出場し、「銀メダル」を獲得するのですが、「自分の力で、表彰台のてっぺんから日本の国歌を聞きたかった」と、十分すぎる結果と思いながらも、悔しさがこみあげてきたのだそうです。

次の目標は「金メダル」と意気込んだのですが、大学の推薦入試では「銀メダル」は全く評価されず、水泳で食べていくことはできない現実を知り、水泳を断念。

予備校で勉強するうちに、法律などに興味を持ち、今度は「弁護士になりたい」と、新たな目標ができます。そして、今年の春、明大の一般入試に合格。素晴らしいな〜(>ヘ<。)

ところが、一度あきらめた水泳で、パラリンピックの強化指定選手に選ばれるのです。彼女は、「金メダル」への思いが捨てきれず、1年半ぶりに水泳の練習を再開。わずか5ヶ月で100メートル背泳ぎの世界記録を出しますが、背泳ぎから自由形への種目変更を余儀なくされ、何度も新しい壁が立ちはだかります。

「でも、北京大会のレースをテレビで応援するだけなんて、悔しくて考えたくもないから・・・」と決意を新に、まずは12月に行われるアメリカの大会で出場枠を獲得するのが目標なのだとか。さらに、北京大会の後は、弁護士になるため司法試験の勉強にも取り組む予定なんだそうです。

どんだけスゴイんでしょうか!!! 本当に無限力発揮です。私も、もっともっと自己限定を打ち破って、色んなことに努力をしようと思いました。

「高い山に登る努力はは今しかできない・・・」

今が絶好の機会!そう気づかせて下さった、秋山さんに感謝です。そして、パラリンピックにむけて努力する彼女を、心から応援しようと思います♪